第114回エフエムあまがさき放送番組審議会議事録
第114回エフエムあまがさき放送番組審議会議事録
1 開催日時 令和2年11月24日 火曜日 14時00分~15時30分
2 開催場所 尼崎市総合文化センター7階第3会議室
3 出席者等 委員総数 6名
出席委員数 6名
出席委員氏名 久 隆浩、内藤 吉子、美村 篤洋、榊 千波留、
狩谷 春樹、中川 照文
放送局側出席者 髙岡常務理事、岩崎課長、伊賀係長、楠見
4 会議内容
事務局: 本日の出席者は委員全員のご出席で審議会は成立しております。
また、事務局4名の出席でございます。
ここからの会議の進行につきましては久会長にお願い致します。
委員: 前回も様々なご意見を賜りましたが、今回もご意見を賜りますようよろしくお願い致します。
それでは会議内容に基づき進めさせていただきます。
報告事項として、これまでの実施状況について、事務局から説明をお願いします。
岩崎課長から実施状況や写真を基に、次のとおり報告を行った。
報告事項ア 地元情報の発信について
(委員からの意見)
出張先でスマホのラジオアプリを利用し、お店の割引デーや定休日、お土産情報等を入手している。また、尼崎でも市内で行
われる楽しい催事情報や台風等災害時に品薄になっている電池が今どこで売っているかなど、市民が本当に欲しい情報を積極的
に流す。
(事務局からの現状及び今後の展開)
現状市内のお店情報や災害時に必要な情報は発信しています。今後は遠方から来た方が求める情報を意識した発信も検討しま
す。
イ 市内の店舗におじゃまして放送について
(委員からの意見)
市内のお店等へおじゃまして、そこで中継するなど、足で稼ぐ手立てが大切である。
(事務局からの現状及び今後の展開)
「突撃!おじゃま隊」と題して、アポを取ってお店等へ取材し、後日放送しています。コロナの影響で中断しています。
今後スタッフの補強や制作体制が整えば、中継も検討します。
ウ 市内の店舗等への協力依頼について
(委員からの意見)
市内のお店等をまわり、FMの番組表やQRコードを貼ってもらい、FMのPRをするとともにリスナーやファンを増やす。
(事務局からの現状及び今後の展開)
現在既存のFMステッカーと番組表を持って三和商店街などお店をまわっています。また阪神バスの市内主要停留所掲示板にス
テッカーを貼ってもらう件を折衝中です。次年度はQRコード付ステッカーの作成も検討します。
エ 幼稚園児童による時報について
(委員からの意見)
以前市内の幼稚園児の声で6時の時報を放送していた。子どもたちの声を流すとその家族は聴いてくれるし、反響もあった。
(事務局からの現状及び今後の展開)
毎週月~木曜日の17:58「教えて、尼っ子」で6時の時報を市内の幼稚園児で行っていましたが、現在はコロナの影響で中断中で
す。コロナが落ち着けば再開する予定です。
オ 企業を味方にする取り組みについて
(委員からの意見)
企業に取材に行く際、社長だけでなく、従業員にもインタビューする方が社長は喜ぶ。
(事務局からの現状及び今後の展開)
三宅奈緒子の「尼の匠☆ミ」の取材では、会社のオーナーへ取材し、その後、工場見学等では社員にもインタビューをするケースも
あります。このような取組みを今後も広げて行く予定です。
カ クラブ活動の取材について
(委員からの意見)
FM千里では、立ち上げの時から北千里高校とコラボし、クラブ活動の生徒に取材し、その放送を聴いてもらってます。色々な所で
FMが流れているのが理想である。
(事務局からの現状及び今後の展開)
毎週月曜10時10分からの「ガクスポ」では、スポーツクラブで頑張っている人を取材しています。今後も継続しながら、スポーツ以
外のクラブにも広げることを検討します。
キ ステーションコールによる局のPRについて
(委員からの意見)
番組や放送の最後にラジオ局に名前を流す方が良い。(ステーションコール)
※繰り返し流すことで、ラジオ局の名前が耳に残る。
(事務局からの現状及び今後の展開)
開局以来ステーションコールは行っています。今後は更にリスナーの印象に強く残るようなバージョンのステーションコールも検討し
ます。なお詳細につきましては、その他の項目で説明させていただきます。
ク 企業・団体等への営業戦略について
(委員からの意見)
ロータリークラブやライオンズクラブなどにもアプローチをかければ、予算をつけてもらえる可能性はある。
(事務局からの現状及び今後の展開)
新たな営業展開として、ライオンズクラブ例会の余興請負で接点を持つ戦略に取り組んでいます。今後はこれをきっかけにFMの営業
もかけて行く予定です。
(委員からの意見)
市民と接点のあるパーソナリティを同行して営業をかける方が懐に入り易い。また、それをきっかけに司会の仕事を頂ける可能性もあ
る。
(事務局からの現状及び今後の展開)
企業のオーナーに取材する「三宅奈緒子の尼の匠☆ミ」ではスタッフが積極的に同行しています。パーソナリティと一緒だと相手との
距離感が近くなるので、その機会を利用して営業をかけて行く予定です。
委員: 委員の皆様何かご質問があればお願いします。
委員: 親戚が尼崎に住んでおり、叔母から私の友達がラジオに出るので聴くようにとのことで、出演者身内などから口コミで情報発信していた
だいているので、身にしみて分かりました。
委員: 最近テレビなどでも詳細はホームページをご覧くださいなどの情報発信をしており、エフエムでも放送後に詳細をホームページで情報発
信するなど、頭に残る工夫があればと思います。
委員: 私の番組では、ツイッターの反響が大きくて、番組前に昭和のこの曲がかかる旨情報発信すると遠方からの反響が大きいです。
委員: 私の周りは学生がほとんどですけど、SNSに関して、フェイスブックは友達同士の内輪話、ツイッターやインスタグラムは検索すること
ができるので、引っ掛かりやすい。
学生は使い分けています。局ではそのあたりだれか担当される方はいますか。
事務局: お笑い番組などの収録ではツイッターなどの効果を計っています。
事務局: 生放送では各番組にディレクターがついており、各番組のディレクターがフェイスブック等にあげるなど担当しています。
委員: 企業は自分たちの評価をツイッターやインスタグラムで聴取しますが、担当が忙しいので、1週間の内1、2回決めて事務の方の力を借
りて実施しています。局でも忙しいと思うので、そういった形で実施すればいかがでしょうか。
委員: 近畿大学では広報室の中で担当が決まっており、その人が情報発信する役割を担っています。誰かがしてくれるだろうということでしな
い場合もあるので役割は決めておいた方がいいと思います。
委員: ディレクターがフェイスブックなどで情報発信してくれているのですが、番組内容の情報発信は放送前の方が良いのでしょうか。
委員: 内容については放送前の方がいいと思います。
事後であっても、こういう番組をしていたということで、次聴いてみようということにもなるかと思います。
委員: フェイスブックよりツイッターの方がいいのでしょうか。
委員: ツイッターの情報は流れていき、最新の情報を流す。フェイスブックはためることができるので使い分けていけばいいのではと思います。
学生からすると、フェイスブックは年齢層の高い人の道具で、年齢層で使い分けていけばいいのではと思います。
委員: フェイスブックで中高年の方に向けて企業の案内を送っており新商品の発表などを見て買う人もおられます。尼崎では効果があるのでは
と思います。
委員: それでは本日の議事事項である聴取者との関わりについて事務局から説明をお願いいたします。
事務局: 市民や企業等との関わりにつきまして、委員からご意見をいただければと思います。
委員: 音楽や芸能の立場から、コロナの関係で出演機会が少なく、ラジオの特性は、顔が映らず大胆にできるということから、年齢を問わず、
ジャンルやプロアマを問わず、3分程度の枠を作ってもらって市民に音源を送ってもらいそれを流す、そして電話インタビューなどから市
民参加型としてつながっていけるのではと思います。
委員: 今テレビでもスタジオから流すだけでなくリモートでも流すのが当たり前となりました。エフエムあまがさきでリモートで流す取り組み
はされてますか。
事務局: まだ取り組んでいません。
委員: 生放送でスタジオに入らなくてもパーソナリティが自宅からリモートで電波に乗せるイメージです。今コロナの関係でいろんな形が変わ
ってきているので、新しい情報発信の仕方を取り入れていって増やしていったらいいのではと思います。
この機をチャンスとして新しいチャレンジを始めていくことができればと思います。
事務局: 財団としては、コロナの関係で「お出かけアルカイック」から「おうちでアルカイック」とユーチューブで映像配信をしていますが、新
しい取り組みを考えていきたいと思います。
委員: コミュニティラジオのパーソナリティとリスナーさんとの距離が近く親しみを感じる等のメッセージがあり、親近感を活用し、他局で実
施していたのが、リクエストボックスを公共施設に配置し、メッセージやリクエストにお答えするということもいいのではと思います。
委員: テレビはユーチューブの台頭で危機感を持っています。しかしラジオはラジコなどネット配信となじむ関係であり、イベント等をネット
にどう取り込んでいくか、大事なのは尼崎市民に寄り添っていく姿勢を明確に打ち出していく、例えばラジオで根強い番組としては「悩みの
相談室」があります。尼崎市民のお悩み相談室みたいなものも提言させていただきたいと思います。
委員: 市民がエフエムあまがさきを通じて市の職員に悩みを相談するというのはどうですか。
委員: 市民からのお尋ねに対して答えるというのは可能です。
委員: 個人の話かもしれないけど、公の場で相談にのると、同じことを考えている市民とそれに対して市役所の方が答えることで共感が得ら
れるのではないかと思います。
市役所に行くまでもない、専門家に相談するまでもない、しかし何か気になる事柄について、電波を通じてとなると面白いのではないか
と思います。
委員: 新聞でも悩みの相談について未だに続いています。
委員: 市役所は営利ではなく、社会的に必要なものに携わる、エフエムあまがさきに委託料を支払うということもそういう名目です。税金投入
してまでエフエムあまがさきを存続する公共性について議論する必要があるし、それが明確になればいいと思います。
事務局: 市民を中心として公共性の面からいろんなことを考えているところです。
委員: 茨木市の市民会館の建て替えで市民参加で議論しています。市民の3%しか利用しないのに莫大な税金を投入するのかという意見があ
るが、その3%方が熱望しているというこを届けることができることに、市民参加の議論にメリットがある。
そこでしっかりとした公共性を持つためにエフエムあまがさきも理論武装が必要だと思います。
リスナーの数は少ないけれども、こういったときに声を届けたいという思いで公共性が保てるのではと思います。
事務局: 近い将来くるであろう南海トラフ巨大地震による津波に備えて、タイムテーブルでは防災特集を組み、尼崎市災害対策課の情報、防災キ
ャスター「野草信次の防災一口メモ」、関西大学社会安全学部の学生による「ぼうさいアイアイ」、月1回の尼崎市内の気象予報士による「あ
いあいアカデミー」を掲載し、防災一口メモ他防災関連の番組をちりばめており、防災情報の発信に力を入れております。このようなこと
がエフエムあまがさきの肝であろうと思います。
委員: もっとわかりやすく言えば耳からの情報なので、一番欲しておられる方は視覚障碍者のためにどれだけの情報がお伝えできているのか、
本当に必要とされる方を抽出して聴いていただくと公共性が保てるのではと思います。
別件で携わっている会議の中で視覚障碍者の方が電車の事故で止 まった場合は電光掲示板で表示され、ホームのアナウンスがほとんどな
い、そんな時は聴覚での情報が必要ということで、ターゲットを絞りながらその必要性が公共性につながるので調査してみてはと思います。
委員: 市政広報番組をエフエムあまがさきに制作委託し、その対価として委託料をお支払いしていますが、市政広報番組について年2回の番組
改変に伴い、一定の情報の他、各委員からいただいた意見を参考に、企業・子ども・学校などを含めた紹介を等をすることにより、いろん
なつながりができるのではということでいろいろ考えています。
委員: 私たちの役割である、番組の内容をどう評価していくか、公共性の視点等を評価項目として、毎年どれだけできているか計れるようにな
れば分かりやすくなります。
市民とか企業とかの情報をいかに伝えられたかが一つの評価項目で、更に市政情報がいかに市民の方に伝えられたのか、そして市民に
発表の機会や場を提供できたかの評価軸を持っておけば、次のステップに進めるのではと思います。
事務局: 岩崎課長が三和商店街を回って、番組を持つまでは至らないけども、番組にちょっとだけ出てみたいという方が非常に多くて、先ほどの評
価軸においても、市民の方がラジオに何名出演しているかそういった評価軸も面白いかなと思います。
委員: 番組への関わり方についていくつかの段階・レベルがあると思います。そこをうまく整理して、メニューを作るのも手だと思います。
委員: 尼崎には知らせてほしい、知ってほしい企業がたくさんあります。
これをラジオ局で発掘できたら素晴らしいなと思います。
委員: 大学のある東大阪市いろいろ頑張っています。キャッチフレーズが全国どこでも作れないものはない、それの集大成が人工衛星を飛ばし
ましょうということで、技術を持った方がたくさんおられます。尼崎市にもいろんな技術を持った方がたくさんおられるのでそれを市民
に知ってほしいということでエフエムあまがさきとコラボできればと思います。
事務局: 三和商店街ではエフエムあまがさきを知っていただいている方は多いですが、タイムテーブルやステッカーを設置できる店舗は少ないよ
うに思います。
因みに、尼崎市営駐車場ではエフエムあまがさきの放送が流れていました。
委員: 営業は押しが必要だと思います。
委員: 車等に大きなステッカーを貼れば走る広告等になると思います。
事務局: ある程度大きなものの作成について対応を検討いたします。
委員: それではその他ということで事務局からお願いします。
事務局: 現在3本のステーションコールをジングルとして流しています。
ジングルは場面切替として使用しているもので、エフエムあまがさきはワンマン(DJがしゃべりオペレーターも兼用)でDJのスケジ
ュールなどのタイミングで使い分けています。
開局当初から使用しており、周波数、ステーション名を含めたステーションコールを作成予定しています。
参考までにエフエムCOCOLOのステーションコールもお聴きください。
ステーションコール 試聴
私共に関わりのあるアーティストに協力をお願いし、斬新なステーションコールを作ってみたいと思います。
委員: いいものを作ってください。
委員: FMcocoloさんは言いたいメッセージを音楽に乗せてわかりやすいです。
エフエムあまがさきはうまく伝えられていないかなと思います。
委員: 昔NHKFMで住所をハイファイセットが歌っていました。
すごく耳に残り、今はメールの時代なので、メールアドレスのジングルも作っていただければと思います。
事務局: 一度作成したものをこの場でお聴きいただければと思います。
委員: なんで変わったのというお声をいただくと愛着を持っておられたということの確認です。
その他ございますか。
事務局: タイムテーブルが10月から新しくなりました。
委員: 以上で終了いたします。
以 上