第113回エフエムあまがさき放送番組審議会議事録
第113回エフエムあまがさき放送番組審議会議事録
1 開催日時 令和2年9月18日 金曜日 15時00分~16時30分
2 開催場所 尼崎市総合文化センター3階ミーティングルーム
3 出席者等 委員総数 6名
出席委員数 6名
出席委員氏名 久 隆浩、内藤 吉子、美村 篤洋、榊 千波留、狩谷 春樹、中川 照文
放送局側出席者 髙岡常務理事、岩崎課長、伊賀係長、楠見
4 会議内容
事務局: 本日の出席者は委員全員のご出席で審議会は成立しております。
また、事務局4名の出席でございます。
ここからの会議の進行につきましては久会長にお願い致します。
委員: 前回も様々なご意見を賜りましたが、今回もご意見を賜りますようよろしくお願い致します。
それでは会議内容に基づき進めさせていただきます。
説明事項として、放送事業の収支状況について、事務局から説明をお願いします。
(1) 説明事項
ア 放送事業の収支状況について
平成30年度及び令和元年度の事業決算について説明を行った。
委員: 只今の説明について、ご質問、ご意見をいただけますか。
委員: 令和元年度の補助金収入がゼロになっていますが。
事務局: この補助金は通常の番組制作に係る収入とは別で、尼崎市からは、
番組販売収入とスポット販売収入に振り分けており、行政番組制作委
託料として税別で年額約37,000千円をいただいております。
30年度の補助金収入は、劣化したAスタジオのミキサー卓更新
を尼崎市に要求し、認められ実施したもので、令和元年度はなかった
ということです。
収入に係る割合は、尼崎市が2/3、その他独自の営業収入が1/3
となっております。
なお、過去2年の収支状況はプラスとなっておりますが、公益
法人として公益事業と収益事業に分類し、放送事業は収益事業とな
っており、黒字を出す必要があります。しかしながら、正規の職員の
人件費を充てると黒字が見込みにくいことから、専属での職員は配
置せず、大半を臨時職員で運営し、正規職員の人件費については、兼
職している他の業務と按分した費用を計上しています。そのため、放
送事業を単体として考えた場合、実際は赤字基調になると思います。
委員: 経営健全化を考えるのであれば、赤字であっても収支状況が見て取
れる決算書が必要だと思います。この決算書では収支改善策を見直
すことは難しい。
委員: 平成30年度に比して令和元年度は賃借料支出が大幅に減となっ
ていますが。
事務局: 令和元年度に放送機器のリース物件を買い取ることにより、以後の
ランニング経費の節減に備えました。
委員: それでは議事事項として、今後の進め方についてということで、前
回いろいろなご意見をいただき、事務局でまとめていただきました。
(2) 議事事項
ア 今後の進め方について(前回会議の意見を踏まえて)
前回の各委員の意見をまとめさせていただき、取り上げていきたい
テーマを絞り、来年3月の審議会までの議題案とさせていただくよ
う振り分けさせていただいたものをお伝えした。
委員: 皆様ご異議がなければ、今回の議題は、聴取者(応援者)を増やす
戦略について事務局から説明を求めます。
事務局: 聴取者数を計るのは難しいですが、聴取者を増やしていく、そのこ
とから応援団ができ、運営の改善につながると思っております。前回
いろんなご意見をいただきました。今回も委員の皆様にいろんなご
意見を賜れればと思っております。
事務局: エフエムあまがさきで年1回で市民まつりでアンケートを取り、
尼崎市では市民意識調査ということで、エフエムあまがさきの存在
を広めることもしています。また昨年、電波障害の地域には、尼崎市
社会福祉協議会の協力を得て、財団で作成したパンフレットを活用
し、スマホでも聴ける方法のPRを行っています。
事務局: それでは委員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
委員: 市内のお店などにおじゃまして放送する等足で稼ぐ手立てがあり
ます。
事務局: 足で稼ぐというところまではいっていませんが、「突撃!おじゃま
隊」という4分程度のミニ番組で、市内の学校やお店、企業におじ
ゃまして、収録という形態をとっておりますが、1週間に9回放送
しています。
委員: 他局では、お店にこの時間にこんなことをしている等、局の宣伝
が貼ってあるのを見受けるが、尼崎ではそれがないのかなと思いま
す。
委員: 「昭和通二丁目ラジオ」の生のコーナーでやってみてはどうです
か。
委員: 面白いと思います。
金曜日に市内の中華料理店でエフエムあまがさきが流れていて、
大将に「三宅さんの声ですよね」と尋ねたところ「三宅さんのファ
ンです」とのことで「三宅奈緒子と尼人たち」でお店を取り上げて
いただいたとのことでした。そういうお店が他にもあると思います。
委員: そういう取り組みを通して、ファンにしていくんですよ。
委員: お店でずっと聴いていると、家でも聴いてみようかなと思ってい
ただけるのではないかと思いますし、QRコードをお店に貼っても
らえればそれを見てスマホでも聴いてもらえるのではないかと思
います。
委員: 「昭和通二丁目ラジオ」でリスナーから高評価だったのは、17時
58分からの「教えて、尼っ子」で、市内の幼稚園にインタビュー
し、幼稚園児の声で、「お名前」、「大きくなったら何になりたいです
か」、「それはどうしてですか」、「6時です。」と時報を伝えています。
ご父兄以外の方からもすごく癒されたとの声があり、結構反響はあ
ったんだなと思いました。
事務局: そのコーナーは、新型コロナ感染症のため、現在はインタビュー
を休止しています。
委員: そのことに関連して、合唱コンクールなどの時期には、市内の中
学校約18校が盛り上がっています。そういったものを取り上げ
るのも聴取者を増やす手立てではないかと思います。
委員: 企業を味方にする取り組みとして、例えば、年会費1・2万円で
もいただける企業の応援者で、PRのため企業に取材行く際、社長
だけでなく従業員もインタビューされるというのは、企業も社長
も喜ぶと思います。
委員: エリア内で企業を回るチーム、サークルを回るチーム、お店や幼
稚園を回るチーム等に分け、ワイド番組にちりばめていければと
思います。専属リポーターを1人月~金で契約する等、大層に考
えることはないと思います。
委員: 朝のワイド番組、市民パーソナリティはどういった方法で選ん
でいるのですか。
事務局: 最近は、固定しており新たに選んでいません。
委員: にわかレポーターをあなたもやってみませんかということで募
集するのはどうでしょうか。
委員: FMチャオでは、様々な講習会等を取材し、その際に市民によ
るレポートを収録し、ニュース的なところで流していくことで、
参加者はラジオを聴く等、聴取者の獲得を行っています。市民レ
ポーターは経費が掛かりませんが、必ずチャオのスタッフが同行
しています。
委員: みのおエフエムでは、市民レポーター養成講座を無料で一定期
間実施し、ラジオに出演したいけどレギュラーで出演するのは
しんどい、でもしゃべりたいとの声もあり、そういった方を拾い
上げる手があると思います。
委員: 企業等でもいろんな会議なども開催されているので、足で稼ぐ
ことも必要だと思います。
委員: スタッフが足りないかなと思うし、足が使えていないと思いま
す。
委員: 市役所の事業も同じなんですが、市民の方でやりたい方はいっ
ぱいいます。皆さんのご意見を聴いていると、ラジオに参加でき
る枠が出てくると思います。誰にどういったところで関わってい
けるかについて事務局で考えていただければと思います。
エフエム千里では、立ち上げの時から北千里高校とコラボし、
クラブ活動をしている生徒さんも聴いていただいています。
どこに行ってもエフエムあまがさきが流れているというのが理
想です。
委員: ラジオは流れているがどこの局かわからない時が多いです。
最後にラジオ局の名前が出てきます。
委員: ステーションコールといいます。
委員: 放送中に意識的にコールすることにより、耳になじむのではな
いかと思います。
委員: 今はどう聴いていただけるかということについてご意見をいた
だきましたが、それが会費につながればもっといいのですが。
タイムテーブルの会員については、どうなっていますか。
事務局: 会員につきましては、財団全体に支援いただいているもので、
最後のページがエフエムあまがさきの広告スポンサーです。
委員: 賛助会は尼崎市内の企業が少ないですね。
事務局: 賛助会の立ち上げの際は、我々のお付き合いのあるところから
スタートし、商工会議所や経営者協会等企業の集まるところで
PRし、少しづつは広がっているのですが、割合としては市内企
業が少ないかと思います。
委員: 私もガンバ大阪を支援していますが、いろんなジャンルがあり
ます。私が支援しているのは「フォーキッズ」で、支援金で購入
した席に茨木市内の小学生が招待される仕組みで、「フォーエコ」
は環境活動に支援する等いくつかのジャンルに分かれており、支
援したお金がどこに使われているか明確になればなるほど払い
たくなります。そこでどういった事に支援するかが必要ではない
かと思います。
委員: 私はピッコロシアターの公演で子供と父兄同伴で何十組かを招
待することを20年ほど続けています。それは、子供達に生で公
演を見せてあげたいという思いです。よってもっと企業をくすぐ
れば支援していただける可能性があると思います。
委員: 同業者はひとつ落とせばするする行くと思います。例えば、豊
中駅前は金融機関が多いので、一番お願いしやすい銀行に支援
してもらい、後は、ライバル意識をくすぐっていくことで、スポ
ンサーを増やすことができました。
委員: ロータリークラブやライオンズクラブ等もくすぐっていけば
予算をつけていただけるかもしれません。
事務局: 正面から行ってもなかなか難しい状況ですが、そういう考え
で攻めていけばということで、参考にさせていただければと思
います。
委員: 手法として、パーソナリティー等と一緒に攻めていく手立て
もあると思います。またそれを機に企業と仲良くなれば違う仕
事もいただけるのではないかと思います。
事務局: 先日もパーソナリティを連れて取材に行き、そのつながりか
ら賛助会員を獲得することができました。パーソナリティに同
行することで最初の段階で企業の方の態度も全然違いました。
委員: 皆様からのご意見をお聞きし、共通しているのは、相手によ
ってくすぐる点が違う、番組内容に特化したもの、ライバル意
識、パーソナリティ関連等、ターゲットを絞り、そこにうまく
乗りかかる手法を考えていただければいいのかなと思います。
話は変わりますが、グーグル等の検索エンジンでホームペ
ージを見る際、高校生や若い方はスマホ対応の画面しか見な
いです。エフエムあまがさきのホームページの画面はスマホ
対応していませんね。
事務局: 確認致します。
委員: 聴取者を増やす戦略について、各委員からの意見を基に取り
組まれた場合、成果をどう図るかというか目標をどう立てるか
につながるのですが、ラジオは聴取率が非常に取りにくく、聴
かれている方、の増減が計りにくく、どういう数字を見て成果
をどう判断するのか、皆様にお聞き致します。
委員: 民放では共同で聴取率を調査していますが、経費も掛かり、
正直分かりません。
委員: 実数は無理です。
しかし方法はいくつかあって、私の関わっているケーブルテ
レビでは、お店の割引の情報を流したら、翌日たくさんのお客
様が来られた等の反響で計っていますし、最近テレビでは、情
報を流した後、続きはホームページでということで誘導すれば、
ホームページでカウントできるので、実感として捉えることが
できるのではないかと思います。
委員: パーソナリティの立場から言わせていただきますと、20年程
行ってきて、2回ほど感激したことがあり、幼稚園に取材に行っ
た際にラジオ局から来た旨を伝えると子供たちがジングルを歌
いだしました、ということは家庭で保護者がラジオを聴いてい
ただいているということです。もう一つは大人の方ですが自宅
訪ねた時に、ご挨拶をすると千波留さんですかとお声をかけて
いただき、その方は目の不自由な方でラジオの力はすごいなと
感激しました。数字には出てきませんが、こういった事が拠り所
です。
委員: 朝日、毎日、ラジオ大阪など、ラジオまつりを行っていて、来
場者の動員を指標としています。これも一つの方法かと思いま
す。
委員: そのためには何か目標が必要だと思います。
委員: ファンを動員するためには、下地として足でコツコツ稼ぐこと
が必要だと思います。
委員: それでは、その他ということで事務局から説明をお願いします。
(3) その他
ア 市内の電波状況について
説明を行った。
イ ネットラジオについて
説明を行った。
ウ 放送設備の概要(災害時等)について
説明を行った。
委員: ご意見はございますか。
委員: 企業にとっては、災害時に生放送中で尼崎市の情報を聴ける、
夜間早朝は、尼崎市消防から割り込み放送が入る等、常時緊急時
の放送が入るので、重要な広報媒体だと思います。更に聴く手段
として、スマホで聴ける等をセットにしてPRしていただければ
と思います。QRコードを掲載したチラシをお店で貼っていただ
くこともいいと思います。
委員: エフエムあまがさきでは、尼崎市オンリーの情報が流れますの
でしっかりPRしてください。その他事務局からお願いします。
エ 番組改編によるタイムテーブルの変更内容について
説明を行った。
オ 次回の放送番組審議会について
説明を行った。
委員: 以上を持ちまして、第113回エフエムあまがさき放送番組審
議会を終了します。
以 上